こんにちは。
今年の10月からついに消費税が10%になります。
今まであまり真面目に消費税の増税について調べてなかったのですが、増税が差し迫ってきたので少し調べてみました。
色々見てたら財務省のページに、なぜ所得税や法人税ではなく、消費税を上げるのかを説明していページを見つけました。
そのページはこちら。
このページに書かれている内容も充分簡潔でわかりやすいんですが、ざっくり言うと「最近、現役世代(働いている世代)の負担が増すばかりだから、引退(仕事をしていない)世代からも取れる消費税を上げることにした」という内容です。
このグラフで所得税と法人税、消費税の税収の推移が見れますが所得税は主に現役世代が支払います。
法人税は企業が払いますが、企業の財布から出るということは従業員の給料に影響するので、間接的には現役世代が払っていることになります。
その点、消費税は現役世代だけでなく引退世代も平等に負担するのが大きな特徴です。
ただでさえ年金制度や医療費などで現役世代は不利益を被っているので、引退世代にも同様に負担してもらう消費税を増税の対象に選んだのは納得できます。
でもここで1つ疑問がわいてきます。
このグラフには所得税、消費税、法人税、相続税しか書かれていませんが、税金ってもっと沢山あるよね?
他の税金を増やすのではだめなんでしょうか。
ということで、もう少し調べてみました。
またまた財務省のページになりますが、他の税収が載ったグラフを見つけました。
このグラフはここから引用。
たぶん消費税が5%から8%に上がった時に作られたページだと思います。
こちらは平成24年までのグラフなのでさっきのグラフよりも少し古いですが、参考にはなります。
先ほど省かれていた揮発油税や相続税、酒税、たばこ税などが書かれています。
このグラフを見る限り、やはり日本の主な税収は消費税と所得税、法人税が大きな割合を占めていることが分かります。
なので、税収を増やしたいときはこの3つのどれかの税率を上げるのが手っ取り早いということが分かります。
ちなみにこれらのグラフから読み取れることは他にも色々あります。
昭和の終わりごろから平成元年あたりを見ると、法人税や所得税がすごい勢いで伸びていて、バブルの時代は本当に景気が良かったんだなぁと思います。
また、そこからのグラフの落ち込み用でバブル崩壊が分かります。
平成9年あたりで消費税の税収が上がりますが、これは消費税率が3%から5%になった年です。
ここからしばらく消費税は5%のままですが、平成26年に8%に引き上げられるまでずっと消費税による税収は横ばいです。
消費税が横ばいということは、日本国内における消費活動がこの期間伸びなかったということです。
これはつまり(ちょっと短絡的かもしれませんが、)経済成長がこの期間ずっと起きていないと考えられます。
しかもその間、残念ながら所得税による税収は落ち続けています。
これはつまり人が消費する金額は変わってないけど給料は下がり続けているって言うことで、どんどん生活が苦しくなっているのが分かります。
ただ、平成21年あたりからは所得税による税収が増え続けているのは少し希望が持てる内容です。
私は経済や税制について全くの無知なのですが、たまたま見つけたグラフを見ると色々考察できて面白かった。
ここに書いたのはほとんど私の予想や妄想なので、実際とは違うことが多く書かれているかもしれませんが突っ込みはいりません。
ただ、今まで漠然と消費税上がるの嫌だな~って思ってたんですけど、このページを見て少し考え方が変わりました。
できれば日本の景気が回復して生活が楽になるといいなぁ。
特に主張したいこととかはありませんのでここで終わります。
おわり。