こんにちは。
2019年10月19日から27日のあいだ、香港旅行に行ってきました。
香港市街、香港ディズニーランド、大澳(タイオー)など色々なところに行ったので、香港旅行で行った場所とそこで撮った写真を載せていきます。
今回は5日目に行った場所の続きを書きます。
5日目の前半の記事はこちら。
ダイジェスト動画
5日目のダイジェスト動画はこちら。
スケジュール
スケジュールはこんな感じです。
画像だけだと見づらいかも知れませんので、文字でも書いておきます。
09:30頃 ホテル出発
09:45頃 錦上路駅周辺(Around Kam Sheung Road Station)
10:00頃 錦田壁画村
10:30頃 錦田吉慶圍(Kam Tin Kat Hing Wai)
12:00頃 元朗舊墟大王廟(Tai Wong Temple)
12:10頃 玄關二帝廟(Yuen Kwan Yi Tai Temple)
12:20頃 南生囲横水渡, 南生囲(Nam Sang Wai Ferry Pier, Nam Sang Wai)
14:00頃 元朗周辺(Around Yuen Long)
15:00頃 屏山文物径(Ping Shan Heritage Trail)
18:30頃 重慶大厦(Chungking Mansion)
19:00頃 2019年民主化デモ(2019 Hong Kong Protests)
20:00頃 発利大廈(James S Lee Mansion)
20:15頃 尖沙咀周辺(Around Tsim Sha Tsui)
21:00頃 ホテル着
15:00 屏山文物径(Ping Shan Heritage Trail)
元朗を出た後は路面電車で移動し、屏山站から屏山文物径へ行きました。
屏山文物径はピンシャン・ヘリテージ・トレイルと言います。
屏山文物径には歴史的な建造物が数多く残っています。
また、建造物だけでなく周辺の街並みもどこか歴史を感じさせる部分が多くあります。
屏山文物径(Ping Shan Heritage Trail)の場所はこちら。
仁敦岡書室(Yan Tun Kong Study Hall)
駅から最初に向かったのは仁敦岡書室です。
どうやら清の時代に建設された書室のようで、香港の法定古蹟というものに指定されています。
かなり歴史的に価値のある建物だということです。
法定古蹟は維持のための法律もあるらしく、その影響もあってかかなり保存状態が良いです。
一部復元したような跡もあります。
中には祭壇のようなものもあり、学業の神様でも祀っているのかもしれません。
場所がわかりにくくて行くのに少し苦労しました。
仁敦岡書室(Yan Tun Kong Study Hall)の場所はこちら。
古井(Old Well)
いつ頃作られたのかは不明だそうですが、少なくとも200年以上は昔に作られた井戸だそうです。
見た目は地味ですが、中を覗くと沢山の鯉が泳いでいました。
昔はこの井戸がこの周辺の重要な水源だったそうですが、今はここで水を汲むのは
古井(Old Well)の場所はこちら。
屏山楊侯古廟(Yeung Hau Temple)
古井の近くにあるこじんまりとした廟です。
昔(宋時代終盤くらい)のここら辺の統治者を祀っているそうです。
大きくはありませんが寂れた感じが良い味を出しています。
屏山楊侯古廟(Yeung Hau Temple)の場所はこちら。
上璋圍(Sheung Cheung Wai)
この日の午前中に行った錦田吉慶圍と同じく、壁に囲まれた村です。
村の規模としては錦田吉慶圍よりも少し小さいですが、基本的な造りはかなり似ています。
ただし、壁は今では出入り口がある一辺しか残っていないようです。
また、村の奥には先祖を祀るための廟があります。
屏山坑頭村の鄧族という一族が作った村のようです。
残念ながら観光客は中に入れないらしいです。
知らずに入っちゃったけど。
錦田吉慶圍の写真や場所はこちら。
上璋圍(Sheung Cheung Wai)の場所はこちら。
社壇(Shrine of the Earth God)
社壇とは神様に祈りをささげる際に、お供え物を載せるための台だそうです。
英語だとShrine of the Earth Godという表記があるので昔は社壇の他に寺院が建っていたのかも知れません。
または社壇自体が寺院の役割を持つのかも知れません。
社壇が今でもこのように保存されているのはかなり珍しいみたいです。
社壇(Shrine of the Earth God)の場所はこちら。
屏山鄧氏宗祠(Tang Ancestral Hall)
屏山鄧氏宗祠は屏山文物径にある数ある遺跡の中でも最大規模の遺跡だと思います。
屏山の鄧一族の祖先を奉っている廟だそうです。
ここも香港の法定古跡に指定されています。
屏山文物径の他の場所ではほぼ観光客と会わなかったんですが、屏山鄧氏宗祠にはツアー客みたいなのがいました。
廟の造りも三進両院式というもので、見どころの一つとなっています。
屏山鄧氏宗祠(Tang Ancestral Hall)の場所はこちら。
愈喬二公祠(Yu Kui Ancestral Hall)
愈喬二公祠は屏山鄧氏宗祠の隣にあり、こちらもかなり規模が大きい廟です。
この2か所が屏山文物径の一番の売りでしょうか。
ここは廟ではなく、教育のための施設だったようです。
愈喬二公祠も香港の法定古跡に指定されています。
愈喬二公祠(Yu Kui Ancestral Hall)の場所はこちら。
覲廷書室(Kun Ting Study Hall)
覲廷書室は鄧氏第二十二代世祖の香泉公が彼の父、覲延公を祀るために建てた廟です。
覲延公は非常に頭が良い人物だったので、廟としての役割以外にも私塾としても使われていました。
建物は二進式建築という様式で設計されています。
また、建物の装飾が他よりも派手で精密です。
ちょっと前までは一般人には非公開だったようですが、今では公開されています。
ラッキー。
覲廷書室(Kun Ting Study Hall)の場所はこちら。
清暑軒(Ching Shu Hin)
清暑軒は覲廷書室の隣にある建物で、覲廷書室とほぼ同時期に建設されました。
この村に訪れる人の宿泊施設や休憩室としての役割を持っていました。
ここは建物の装飾が凄く綺麗で、屏山文物径の中で個人的には一番好きです。
ここも以前は一般人に後悔されていなかったみたいですが、今は中に入って見学できます。
清暑軒(Ching Shu Hin)の場所はこちら。
述卿書室(Suet Hing Study Hall)
述卿書室は清の時代に建設された教育施設ですが、今では残念ながら門しか残っていません。
門をくぐったら普通に民家があります。
2階に上がったらもう民家の玄関になっていて、めっちゃ生活感ありました。
こんなんでも述卿書室は香港の1旧歴史建築に指定されています。
ここは屏山文物径の数ある歴史建築の中でも最高に見つけにくいものでした。
述卿書室(Suet Hing Study Hall)の場所はこちら。
聚星樓(Tsui Shing Lau)
聚星樓は魁星塔または文塔とも呼ばれる古い塔です。
香港で一番古い塔だそうです。
鄧族第七代世祖の鄧通彦が教え子たちの科挙合格を祈願して建設しました。
学業の神様が祀られていたり、風水の考えを取り入れた設計になっていたりします。
このように聚星樓は学問のご利益で有名なので今でも合格祈願に訪れる学生は多いようです。
私が行ったときは修復工事っぽいことをしていて中には入れなかったんですが、普段は1階までなら入れるらしい。
この塔も香港の法定古跡に指定されています。
聚星樓(Tsui Shing Lau)の場所はこちら。
達徳公所(Tat Tak Communal Hall)
達徳公所は昔の公民館だった建物です。
集会や催事などで使用されていました。
歴史を振り返っても色々な用途に使われた建物らしく、イギリスの植民地になった際には反英活動の拠点になったり、戦死者を祀るための場所となったり、学校となったり孤児院となったり大活躍したらしい。
ここも香港の法定古跡に指定されています。
達徳公所(Tat Tak Communal Hall)の場所はこちら。
洪聖宮(Hung Shing Temple)
ここまで来て最後に存在を見落としていた洪聖宮というものの存在を知ったので急いで見に行きました。
※屏山文物径の多くは17時までの開放
洪聖宮は1767年に建設された寺院で、海の守り神である洪聖を祀っています。
洪聖は実在した人物らしく、唐の時代の官僚だった人らしい。
洪聖宮は香港の2級歴史建築に指定されています。
洪聖宮(Hung Shing Temple)の場所はこちら。
18:30 重慶大厦(Chungking Mansion)
香港に来てから毎日歩きっぱなしだったのでこの日は早めにホテルに帰って休みました。
着替えもそろそろなくなってきたので、休憩した後は重慶大厦にあるコインランドリーに行って服を洗濯したりしました。
洗濯中や乾燥中はやることもなくて暇なので重慶大厦の中を探検しました。
色々行ってみると結構楽しい。
重慶大厦(Chungking Mansion)の場所はこちら。
19:00 2019年民主化デモ(2019 Hong Kong Protests)
洗濯が終わるのを待ってる間、重慶大厦の前では香港民主化デモ隊による集会が行われました。
警察との衝突などは特になく、みんなで「香港を解放しろー!」とかを叫んだり国歌を歌ったりしていました。
デモの規模はそれほど大きく無く、たぶんデモ隊よりも野次馬の方が数が多かったと思います。
20:00 発利大廈(James S Lee Mansion)
洗濯が終わってホテルで休んでいたんですが、どうやら近くにピンポンマンションがあるらしいとの噂を聞いたのでせっかくなので夕食を探すついでに行ってみました。
ここは結構規模が大きかったような気がします。
発利大廈(James S Lee Mansion)の場所はこちら。
20:15 尖沙咀周辺(Around Tsim Sha Tsui)
ピンポンマンションを冷やかした後は夜ご飯を探して尖沙咀を少し歩きました。
尖沙咀周辺は香港感が強くて散歩するのも楽しいです。
夜ご飯は祥興記上海生煎包という小籠包店で小籠包を食べました。
ここもミシュランの星を獲得したらしい。
その他
まとめ
5日目の午後は屏山文物径(ピンシャンヘリテージトレイル)に行きました。
この日は香港の中心部から少し離れたところを観光したのでいつもとはちょっと雰囲気が違ってかなり新鮮でした。
香港の歴史建築めぐりは結構楽しかったです。
香港のデモをちらりと見れたのもいい経験になりました。
あまり大規模なものだと近寄れないので。
5日目の観光はこれで終わりです。
6日目の記事はこちら。
この日泊まったホテルのレビュー記事はこちら。
香港旅行中に泊まったホテルのレビューまとめ記事はこちら。
香港旅行の記事一覧はこちら。
おわり。